古物の区分とは

2015.06.19

古物営業法施行規則第二条には古物の区分が定められており、古物商及び古物市場主はその取り扱う古物の区分を決めて申請することが古物営業法第5条第1項第3号に規定されております。

古物営業法施行規則 第二条
法第五条第一項第三号 の国家公安委員会規則で定める区分は、次のとおりとする。
一  美術品類(書画、彫刻、工芸品等)
二  衣類(和服類、洋服類、その他の衣料品)
三  時計・宝飾品類(時計、眼鏡、宝石類、装身具類、貴金属類等)
四  自動車(その部分品を含む。)
五  自動二輪車及び原動機付自転車(これらの部分品を含む。)
六  自転車類(その部分品を含む。)
七  写真機類(写真機、光学器等)
八  事務機器類(レジスター、タイプライター、計算機、謄写機、ワードプロセッサー、ファクシミリ装置、事務用電子計算機等)
九  機械工具類(電機類、工作機械、土木機械、化学機械、工具等)
十  道具類(家具、じゅう器、運動用具、楽器、磁気記録媒体、蓄音機用レコード、磁気的方法又は光学的方法により音、影像又はプログラムを記録した物等)
十一  皮革・ゴム製品類(カバン、靴等)
十二  書籍
十三  金券類(商品券、乗車券及び郵便切手並びに古物営業法施行令 (平成七年政令第三百二十六号)第一条 各号に規定する証票その他の物をいう。)

古物営業法 第5条第1項第3号
第三条の規定による許可を受けようとする者は、公安委員会に、次に掲げる事項を記載した許可申請書を提出しなければならない。この場合において、許可申請書には、国家公安委員会規則で定める書類を添付しなければならない。
三  営業所又は古物市場ごとに取り扱おうとする古物に係る国家公安委員会規則で定める区分

では、上記の十三の古物の区分を、さらに具体的に解説してみましょう。

美術品類

「美術品類」の内容としては、「あらゆる物品について、美術的価値を有しているもの」とされています。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. 絵画
  2. 彫刻
  3. 工芸品
  4. 登録火縄銃
  5. 登録日本刀
  6. 骨董品
  7. アンティーク

衣類

「衣類」の内容としては、「繊維製品、革製品等で、主として身にまとうもの」とされています。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. 着物
  2. 洋服
  3. その他の衣料品
  4. 敷物類
  5. テーブル掛け
  6. 布団
  7. 帽子

時計・宝飾品類

「時計・宝飾品類」の内容としては、「そのものの外見的な特徴について使用する者の嗜好によって選択され、身につけて使用される飾り物」とされています。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. 時計
  2. 眼鏡
  3. コンタクトレンズ
  4. 宝石類
  5. 装飾具類
  6. 貴金属類
  7. 模造小判
  8. オルゴール
  9. 万歩計

自動車

「自動車」の内容としては、「自動車及びその物の本来的用法として自動車の一部として使用される物品」とされています。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. 自動車両
  2. 自動車の部分品
  3. タイヤ
  4. バンパー
  5. カーナビ
  6. サイドミラー等

自動二輪車及び原動機付自転車

「自動二輪車及び原動機付自転車」の内容としては、「自動二輪車及び原動機付自転車並びに、その物の本来的用法として自動二輪車及び原動機付自転車の一部として使用される物品」とされています。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. オートバイ
  2. 原付
  3. タイヤ
  4. サイドミラー等

自転車類

「自転車類」の内容としては、「自転車及びその物の本来的用法として自転車の一部として使用される物品」とされています。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. 自転車
  2. 空気入れ
  3. かご
  4. カバー等

写真機類

「写真機類」の内容としては、「プリズム、レンズ、反射鏡等を組み合わせて作った写真機、顕微鏡、分光器等」とされています。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. カメラ
  2. レンズ
  3. ビデオカメラ
  4. 望遠鏡
  5. 双眼鏡
  6. 光学機器

事務機器類

「事務機器類」の内容としては、「主として計算、記録、連絡等の能率を向上させるために使用される機械及び器具」とされています。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. レジスター
  2. タイプライター
  3. パソコン
  4. ワープロ
  5. コピー機
  6. ファックス
  7. シュレッダー
  8. 計算機
  9. 電話機

機械工具類

「機械工具類」の内容としては、「電機によって駆動する機械及び器具並びに他の物品の生産、修理等のために使用される機械及び器具のうち、事務機器類に該当しないもの」とされています。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. 工作機械
  2. 土木機械
  3. 医療機器類
  4. 家庭電化製品
  5. 家庭用ゲーム機

道具類

「道具類」の内容としては、「他の十二品目に掲げる以外のすべての物品」とされています。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. 家具
  2. 楽器
  3. 運動用具
  4. CD、DVD
  5. ゲームソフト
  6. 玩具類
  7. トレーディングカード
  8. 日用雑貨

皮革・ゴム製品類

「皮革・ゴム製品類」の内容としては、「主として、皮革又はゴムから作られている物品」とされています。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. バック
  2. 毛皮類
  3. 化学製品(ビニール製、レザー製)

書籍

「書籍」の内容としては、「本類全般」とされています。
具体例は挙げるまでもないでしょう。

金券類

「金券類」については、具体例がそのものが内容説明となりますので、以下の具体例のみ挙げておきます。

具体例

具体例としては、以下のようなものが挙げられています。

  1. 商品券
  2. ビール券
  3. 乗車券
  4. 航空券
  5. 各種入場券
  6. 各種回数券
  7. 郵便切手
  8. 収入印紙
  9. オレンジカード
  10. テレホンカード
  11. 株主優待券

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