【ネット情報に注意!】ブックオフやヤフオクなどから古物を買い取る。その行為は古物商許可は必要か?

2015.07.14

古物商許可の必要性は?

ブックオフやヤフオクなどから古物を買い取る行為は古物商許可は必要か?という質問ですが、この買い取る行為は2つのケースが考えられると思います。

  1. 自分が使用するために古物を買う
  2. 転売目的で古物を買う

1の目的の場合は古物商許可は必要ありませんが、2の目的の場合は、古物営業に該当するので、古物商許可は必要となります。

ネットの情報を鵜呑みにしないこと

ネットで「ブックオフなどでせどりする場合には、古物商許可は必要ない」という情報が出回っています。中には、「最寄の警察で確認したから間違いない」と言い切っている場合もあります。
こういう情報を出している人の『古物商許可が必要でない』という情報の根拠は、どうやら、「個人から買い取りをする場合には古物商許可は必要だが、ブックオフやヤフオクなどの業者から買い取りをする場合は古物商許可は必要ない」というもののようです。

でも、ちょっと待ってください!!

古物営業法や古物営業法施行規則などの古物営業に関するどの法令を見ても、「個人から買い取りする場合には古物商許可は必要。そうでないなら古物商許可は不要」なんて解釈できるような条文などまったくないですよ。

ちなみに、そういった通達が公安委員会から出ている可能性もあるので、いくつかの各都道府県公安委員会に確認したけれど、そのような通達を出しているという公安委員会は皆無でした。

そして、確認をした各公安委員会の判断は「ブックオフや古本市場などから買い取りした場合でも、その目的が転売であるならば、古物商許可は必要です。個人からの買い取りに当たるかどうかなどの問題ではない」というものでした。

怪しい情報が出た理由とは?

そうであるなら、「個人から買い取りをする場合には古物商許可は必要だが、ブックオフや古本市場などの業者から買い取りをする場合は古物商許可は必要ない」「最寄の警察で確認した間違いない」などという情報を流している人はウソをついているのでしょうか?

まっ、そんなことはないと思います。こんなことでウソをついても何の得にもならないですからね。

考えられる理由は2つです。

  1. 警察担当官の回答が間違っている
  2. 警察担当官への質問者の質問が適切でなかった

個々人の法解釈は異なるものです。それは、いろいろな法律論争があることからしても明らかなことです。TV番組でも、弁護士によって回答が違うなんてこともよくありますからね。

なので、警察担当官が間違った法解釈のまま回答してしまった、ということも皆無ではないと思います。

しかし、むしろ2番目の理由のほうが当たっているのではないかと思っています。つまり、質問をした人が、転売目的でブックオフや古本市場から古本を買い取るということを十分に説明し切れていなかったということです。
転売目的で買い取ると考えていなかったので、『古物商許可は必要ない』という回答をしてしまったということが考えられるのです。ただ、これを深読みできない警察担当官は頼りない気がしないでもないですが・・・。

とにかく、ネットの情報をそのまま鵜呑みにしないことです。自分の身を守ることができるのは自分しかいないのですから。

まずは、自分の足で警察担当官に聞きに行って下さい。そこで忘れてならないのは、警察担当官に適切に質問の内容を伝えることです。それでも、警察担当官の回答があいまいなようでしたら、「絶対に間違いありませんか?」と何度も念押ししてみることです。多分、そこまで念押しされたら、警察担当官は公安委員会に確認するに違いないですから。

そこまでやってみて、やはり『古物商許可は必要ない』という回答であったら、それを信じるしかないのではないでしょうか。そこの都道府県では、その解釈がまかり通っているということですから。ただ、口頭での回答なんて、あとで何か問題が起こったとしても、くその役にも立たないことを覚悟しておいて下さいね。

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