古物営業法上の管理者とは?

2015.08.30

管理者

古物営業法上の「管理者」とは、営業所又は古物市場に係る業務を適正に実施するための責任者のことをいいます。

古物商又は古物市場主は、営業所又は古物市場ごとに、管理者1名を選任しなければならないことが、古物営業法第13条第1項に規定されています。
1人の人が複数の管理者になることは認められませんし、また、その営業所や古物市場に現実的に勤務ができない場所に住んでいる人は管理者になることができません。

また、古物営業法第13条第2項には、管理者の欠格事由が以下のように規定されています。

  1. 成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ないもの
  2. 禁固以上の刑に処せられ、又は古物営業法第31条に規定する罪、背任罪、遺失物等横領罪若しくは盗品等運搬罪等を犯して罰金刑に処せられ、その執行を受けなくなってから5年以内の者
  3. 住居の定まらない者
  4. 古物営業法第24条の規定により古物営業の許可を取り消されてから5年以内の者等
  5. 未成年者

概ね、申請者の欠格事由と同じですが、申請者は未成年でもなれることがありますが、管理者は未成年は一切なれないという違いがあります。

それと、公安委員会は、管理者がその職務に関し法令の規定に違反した場合において、その情状により管理者として不適当であると判断したときは、古物商又は古物市場主に対して、管理者の解任を勧告することができることが古物営業法第13条第4項に規定されています。

参考条文

【古物営業法 第13条】
 古物商又は古物市場主は、営業所又は古物市場ごとに、当該営業所又は古物市場に係る業務を適正に実施するための責任者として、管理者一人を選任しなければならない。
 次の各号のいずれかに該当する者は、管理者となることができない。

  1. 未成年者
  2. 第四条第一号から第五号までのいずれかに該当する者

 省略
 公安委員会は、管理者がその職務に関し法令の規定に違反した場合において、その情状により管理者として不適当であると認めたときは、古物商又は古物市場主に対し、当該管理者の解任を勧告することができる。

【古物営業法 第24条】
公安委員会は、古物商若しくは古物市場主若しくはこれらの代理人等がこの法律若しくはこの法律に基づく命令の規定に違反し若しくはその古物営業に関し他の法令の規定に違反した場合において盗品等の売買等の防止若しくは盗品等の速やかな発見が著しく阻害されるおそれがあると認めるとき、又は古物商若しくは古物市場主がこの法律に基づく処分(前条の規定による指示を含む。)に違反したときは、当該古物商又は古物市場主に対し、その古物営業の許可を取り消し、又は六月を超えない範囲内で期間を定めて、その古物営業の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。

【古物営業法 第31条】
次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

  1. 第三条の規定に違反して許可を受けないで第二条第二項第一号又は第二号に掲げる営業を営んだ者
  2. 偽りその他不正の手段により第三条の規定による許可を受けた者
  3. 第九条の規定に違反した者
  4. 第二十四条の規定による公安委員会の命令に違反した者

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