「経由警察署」とは

2015.10.09

経由警察署とは?

古物営業の許可申請書を公安委員会に提出する場合には、その公安委員会の管轄区域にあるいずれか一つの営業所又は古物市場の所在地を管轄する警察署長を経由しなければならないことが古物営業法施行規則第1条第2項において規定されています。

古物営業の営業所又は古物市場が公安委員会の管轄区域内に一つしかない場合は、その営業所又は古物市場の所在地を管轄する警察署長を経由して古物営業の許可申請書を公安委員会に提出することになり、古物営業の営業所又は古物市場が公安委員会の管轄区域内に複数ある場合は、どこか一つの営業所又は古物市場を選択し、その選択した営業所又は古物市場の所在地を管轄する警察署長を経由して古物営業の許可申請書を公安委員会に提出することになります。

この許可申請書を公安委員会に提出する際に経由した警察署を「経由警察署」といいます。

古物商又は古物市場主が許可を受けた後、許可証の再交付や変更届や許可証の書換え申請などの手続きをするときには、原則としてこの「経由警察署」を経由して提出しなければならず、他の警察署で手続きをすることができません。ですので、新規に古物営業の許可申請をするとき、古物営業の営業所又は古物市場が複数ある場合には、今後の手続きの利便性も考えて、どこを「経由警察署」にするのかを慎重に選び必要があります。

この「経由警察署」を途中で変更することができませんが、「経由警察署」の管轄区域内の営業所又は古物市場が一切無くなってしまった場合だけは、他の営業所又は古物市場の所在地を管轄する警察署に「経由警察署」を変更することができます。というより、変更しなければなりません。

経由警察署の例外

但し、以下のような場合は、例外として、「経由警察署」以外の警察署で手続きを行ってよいこととされています。

  1. 競り売りの届出 ⇒ 競り売りの場所の所在地を管轄する警察署
  2. 古物市場の規約変更の届出 ⇒ 古物市場の所在地をを管轄する警察署
  3. 以下の変更の届出 ⇒ 当該変更に係る営業所又は古物市場を管轄する警察署
    • 営業所又は古物市場の名称又は所在地の変更の届出
    • 営業所又は古物市場ごとに取り扱う古物の区分の変更の届出
    • 管理者の氏名又は住所の変更の届出

参考条文

【古物営業法施行規則第1条第2項】
法第五条第一項 の規定により都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)に許可申請書を提出する場合においては、営業所(営業所のない者にあっては、住所又は居所をいう。以下同じ。)又は古物市場(二以上の営業所又は二以上の古物市場に係る許可申請書を提出するときは、当該営業所又は古物市場のうちいずれか一の営業所又は古物市場)の所在地の所轄警察署長を経由して、正副二通(公安委員会が別段の定めをしたときは、正本一通。以下同じ。)の許可申請書を提出しなければならない。

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